公益財団法人テルモ生命科学振興財団

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中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

中高校生が第一線の研究者を訪問
「これから研究の話をしよう」

第3回
マウスを透明化して、
生命現象のシステムを解き明かす

東京大学大学院 医学系研究科
システムズ薬理学教室

洲﨑悦生講師

分子の動きを画像化する!

東京大学教育学部
附属中等教育学校
生物部

  • 大友 沙羅

  • 小林 千紘

  • 奥山 映美

  • 岸野 紘大

「CUBIC(キュービック)」という生物を透明化して3次元観察する技術を使って、システム生物学のアプローチからマウスの脳を丸ごと解析しようと取り組んでいるのが東京大学の洲﨑先生。マウスやカエル、粘菌などを使って、生き物の行動を調べている東京大学教育学部附属中等教育学校の生物部の生徒4名が研究室を訪問し、システム生物学とは何か、なぜ透明化できるのか、研究のこれからなどについて大いに語り合った。どんな議論が展開したのだろう?
(取材日:2018年1月16日)

INDEX

PROFILE

東京大学大学院 医学系研究科 機能生物学専攻 システムズ薬理学教室 講師
洲﨑 悦生(すさき えつお)

熊本県出身。九州大学医学部を卒業後、九州大学 生体防御医学研究所に進学、2007年博士(医学)の学位を取得。その後、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターのシステムバイオロジー研究プロジェクトでJSPS特別研究員、基礎科学特別研究員として研究を行った後、2013年9月東京大学大学院医学系研究科機能生物学専攻システムズ薬理学教室 助教。2017年1月より現職。2015年より科学技術振興機構さきがけ研究者を兼任。システム生物学の考え方に惹かれ、組織の透明化と3次元観察を組み合わせた新しい技術により細胞ネットワークの解明に挑む。平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰・若手科学者賞を受賞。

システムズ薬理学教室HPはこちら

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