中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

生命科学なんでも質問箱 生命科学のみんなの疑問に答えるコーナーだよ!

  • イモリの研究をしています。イモリの皮膚の構造を知りたいです。トカゲとどう違うのかも教えてください。また、イモリには再生能力がありますが、なぜ再生能力があるのか知りたいです。

硬い皮膚で覆われ、突起があるが、ウロコはない

イモリは両生類で、カエル、サンショウウオの仲間ですが、尻尾があるのでサンショウウオ(有尾目)がより近い仲間です。見た目はトカゲのようですがカエルの仲間ですから、トカゲのようなウロコはなく、硬い皮膚で覆われ、多少の突起があるようです。表面はヌメッとした粘液に覆われて、皮膚呼吸を助けています。

イモリの皮膚の研究報告をしているサイトがありましたので、紹介します。
「両生類イモリを探る ─皮膚の顕微鏡観察─」(自然科学観察コンクール 過去の入賞作品紹介より)

損傷を受けた部位に残った体細胞が増殖

さて、ご存知のようにイモリの再生能力は高く、手足を切断されてもまったく同じものを再生できるようです。レンズ、顎、網膜さらに心臓の一部を切り取られても完全に再生するようです。イモリの再生のシステムは、損傷を受けた部位に残った体細胞が増殖し、失った部分を再生すると言われています。プラナリアのように、未分化の万能細胞が活性化して増殖し、その部位に必要な細胞に分化(注)して失った部分を再生するのとは異なっています。この万能性をもつ細胞を幹細胞と呼んでいます。

(注)分化とは、幹細胞から体細胞へと変移することをいい、多細胞生物において、受精卵が細胞分裂を繰り返す過程で、個々の器官、組織が作られる際に、特定の細胞に変わってゆくこと。

イモリの再生能力を研究している研究室がありましたので、サイトを紹介します。
筑波大学大学院生命環境科学研究科 再生神経生物学研究室
(update:2011.8.5)

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