中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

生命科学なんでも質問箱 生命科学のみんなの疑問に答えるコーナーだよ!

  • 虫歯の菌は人類の進化の歴史のいつから口内にすみつくようになったのですか?
    また、虫歯の菌は口内以外で生息できるのですか?

虫歯菌がいつ、どこで生まれたかは解明されていない。

虫歯菌(ミュータンス菌等)はストレプトコッカス属のヒト常在菌です。始まりは通常のヒト常在菌だったのでしょうが、口腔内での生存競争に打ち勝つためバイオフィルムを作って生き延びる手段を獲得していったのではないかと考えられています。

一般的に祖先が肉食の動物は、歯が円錐形で、歯と歯のすき間が大きいので虫歯になりにくいようです。しかし、フルーツを主食にしているコウモリや野生のイノシシ、ハチミツが大好きなクマ、動物園のゾウなどにも生息していることがあるなど、虫歯菌は他の動物にも見られます。
ただし、それぞれ固有の虫歯歯であることから、進化の系統によって変遷してきたとは考えにくいようです。とはいえ、この虫歯菌がいつ、どこで生まれたかは、未だ解明されていません。宇宙や生命がどうやってできたかといったレベルの話になります。

虫歯菌はほとんどが通性嫌気性か嫌気性菌で、あまり空気は好きではないので、口腔外ではほとんど生きられないと考えられます。(update:2013.1.29)

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