中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

生命科学なんでも質問箱 生命科学のみんなの疑問に答えるコーナーだよ!

  • 食べたあとすぐ寝ると胃は? (1)休んでいるから起きたあと胃もたれする? (2)自律神経で動いているから、寝ていてもからだが休まらず起きてから体調がすぐれない、のどちらでしょうか。

食後すぐ寝ると消化作用が進まず、からだにも良くない

胃の運動はたしかに自律神経によりコントロールされています。消化活動はこの自律神経の副交感神経が優位のとき行われます。

胃もたれは各種要因により交感神経が優位になる時に起こり、活動が低下します。この各種要因には、食べ過ぎ、油もの、体質(胃酸の量)、加齢、ストレス等があります。

一般に睡眠中は起きている時に比べ、胃も含めたからだ全体の機能が低下した状態になり、胃液の分泌量も低下することから、消化機能も低下します。ましてや、食べてすぐ寝ると、食物は長時間、胃内に留まることから、目覚めに胃がすっきりしないと考えるのが判りやすいと思います。

また自律神経でいえば、一般に、食後、迷走神経(自律神経の一つ)が、特に夜間、胃の強収縮を行うことで、胃の内部の残渣を排出し、胃の中をきれいにします。
しかし、食後すぐ寝た場合はこの強収縮が起きないと言われており、消化作用が進まないことから、胃が空にならず、目覚め時に胃もたれ感が残ることになります。

食後すぐ寝ることは便秘になったり、睡眠が浅くて疲れがとれないこともあり、からだに良いことはありません。

これらのことから、どちらか一つと言うより、両方あると考えるのが良いと思います。(update:2013.12.15)

PAGE TOPへ
ALUSES mail