公益財団法人テルモ生命科学振興財団

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中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

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中高校生が第一線の研究者を訪問
「これから研究の話をしよう」

第20回
細胞に毛が生えているってホント!?
生命誕生と進化の鍵を握るミクロの毛

終章 みんなの感想

人の体に生えているミクロの毛の役割を知る

鈴木怜さん

ミクロという私たちにとって目では見えない世界を詳しく知ることができました。私は毛というものにあまり良いイメージを持っていませんでした。しかし、稲葉先生のお話を聞いているうちに、人間にとって毛はとても重要な役割を果たしているのだとわかりました。知りたいと思うことだけでなく、純粋に疑問に持つ心も大切だと感じました。日常のさまざまなことに対して疑問に持ち、自分が本当にやりたいことを見つけていきたいと思います。

身近なことに疑問を持つ大切さを改めて実感

山田悠生さん

今回、臨海実験センターを訪問させていただき、身近な場所で生物の鞭毛・繊毛に関する最先端の研究を行っていることを知りました。また、海洋生物の鞭毛・繊毛を調べることが進化の過程をひも解くきっかけになるという話を聞き、一見関係がなさそうに感じることでも深く調べていくと新たな発見があるのだと思いました。今回のことを通して身近なことに疑問を持つことの大切さを改めて実感したので、身の回りにある疑問を大切にしていきたいです。

その先に続く見えないつながりを大事にしたい

榎本悠吾さん

細胞の毛という小さなものが人間の生命活動にとって大きな意味を持ち、もしそれがなかったり異常があったら多くの病気の要因になってしまうという話を聞き、まさに「ミクロからマクロへ」なんだと思いました。一見関わりのないような事柄でも根本ではつながっていることや、新しい発見によって思わぬところでつながることがある。これは今の自分たちの生活でもいえると思います。苦手だから、興味がないからと切り捨てたものが、自分の目指すものに続くことになるかもしれない。今、自分の周りにあることにアンテナを立て、先に続くことを一つずつつなげていきたいです。

稲葉先生の探究姿勢を課題研究のお手本に

教諭:吉田亮祐(よしだ りょうすけ)先生

後ろから様子を眺めていただけですが、センターの充実した設備と稲葉先生のあくなき探究心に生徒3人も刺激を受けたようでした。本校の理数科クラスには理数探究の授業が、部活動には自然科学部があります。また、各種学会の高校生の部や発表会に向け、調査・実験をしている生徒もいます。プラナリアの生息条件を調べたり、自作した電池を使って実験をしたり、それぞれが自分の研究テーマを持っているので、稲葉先生のことを思い出して、3人とも頑張ってほしいと思います。

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