中高校生が第一線の研究者を訪問
「これから研究の話をしよう」

第7回
植物は血縁を見分ける!?
自他識別能力の農業への応用

東京大学大学院
農学生命科学研究科附属
生態調和農学機構 助教

深野祐也先生

基礎科学の理論と現場の課題をつなごう!

三田国際学園
中学校・高等学校

  • 今村 杏瑚

  • 佐藤 美結

  • 田村 ニナ

私たちが自分の家族と他人とを区別できるように、植物にも隣の個体が自分の血縁かそうではないかを識別することができる「自他識別」の能力が備わっていることを知っていましたか?その能力をうまく活かすことで、農業などの分野で私たちの役に立つ新しい研究や発見が生み出されるかもしれません。今回は、生き物の進化や生態に興味を持ち、理学と農学という2つの研究分野の間でいくつもの研究テーマを生み出している東京大学の深野先生を、植物を対象にして研究を進める三田国際高等学園中学・高等学校の生徒3名が訪問しました。(取材日:2019年2月23日)

PROFILE

東京大学大学院 農学生命科学研究科附属
生態調和農学機構 助教
深野 祐也(ふかの ゆうや)

福岡県出身。東京農工大学農学部を卒業後、九州大学大学院システム生命科学府に進学し(学術振興会特別研究員DC1)、博士号を取得。九州大学、東京農工大学 (日本学術振興会特別研究員PD)で勤務した後、2016年4月より現職。生物の進化と生態に興味を持ち、これまで野外で実際に起きている外来植物と昆虫の急速な進化の研究、植物が持っている識別能力の研究を行っている。また、動物園と協力して、行動生態学的研究も推進している。座右の銘は「最も基礎的な学問は最も応用的である(生物学者である伊藤嘉昭博士の言葉)」。
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