中高校生が第一線の研究者を訪問
「これから研究の話をしよう」
第26回
副作用のない薬を作りたい!
その思いを胸に、核酸医薬開発の最前線を行く
終章 みんなの感想
これまでの女性研究者像が一変
荻原朱里さん

思う存分に質問でき、知りたいことをたくさん学べた研究室訪問。特に、女性研究者のリアルな生活を聞けたことは本当にためになりました。研究職に就くとワーク・ライフ・バランスが取りづらく、女性だとなおさらきついという勝手なイメージを持っていましたが、結婚して子どもがいる方の生活を聞いて意外に思ったのと同時に、こんな生き方もできるんだなと安心しました。自分の将来についてより具体的なイメージを持つことができ、元からあった生物研究に対する興味もさらにわきました。
今回、初めて核酸医薬について詳しく知ったのですが、がん細胞を実際に観察したり、生物研究の様子について深く知ることができたのも大きな収穫。さらに、機械を用いた治療法の研究ポスターが廊下に貼ってあり、柔軟に研究しているんだなと驚きました。貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
がん細胞の観察は驚きの連続
新井翼さん

今回、僕はありがたいことに東京科学大学生命理工学院で特別講義を受けることができました。核酸を用いた創薬のメリット・デメリットや、DNAに関わる研究法などをたくさん聞けたこと、また研究室で培養されているがん細胞の観察や、DNAの分子の大きさを確かめるアガロースゲル電気泳動の実験をさせていただいたことは、とてもためになる学習体験でした。
特に印象に残ったのは、研究で使われている顕微鏡をのぞかせてもらったこと。がん細胞といっても、部位によって細胞の構造などが異なるという説明を受けた後、実際に培養されているがん細胞を観察して、「がん細胞」と一括りにしていた自分の認識が変わり、さまざまな種類・形があることに驚きました。今回学んだことをこれからの学校での探究学習にも役立てていこうと思います。
生徒とともに「知らないことを学ぶ楽しさ」を実感
教諭:中村美菜子(なかむら・みなこ)先生

このたびは本校の生徒たちに研究室訪問という貴重な機会を与えてくださり、ありがとうございました。核酸医薬研究の第一線で活躍されている山吉先生から直接ご講義いただいた2時間半はあっという間で、「知らないことを学ぶ楽しさ」を改めて実感するひとときでした。目を輝かせながら質問を重ねる生徒たちを頼もしく思いつつ、私自身も近い将来実現するかもしれない新たな医療を想像して胸の高鳴りを覚えました。お忙しい中、時間を割いてお迎えくださった山吉先生、外山さまに改めて感謝申し上げます。