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中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

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蚊は血の味をどう認識している?蚊の吸血行動の謎を解明し、感染症対策に役立てたい 理化学研究所 生命機能科学研究センター栄養応答研究チーム 研究員 佐久間知佐子

折り紙から百人一首まで小さいころからいろいろなことに興味津々だった佐久間先生。NHKの科学番組『驚異の小宇宙 人体』を見て生物のからだを4つの塩基が司っていることに驚き、気がつけば遺伝子の研究へ。ショウジョウバエを扱ううちに蚊の吸血行動に魅せられ、現在は蚊の味覚や吸血行動を制御する分子メカニズムの解明に熱中している。感染症対策として世界的に注目されている蚊の研究に、もっと注目してほしいと語る。

profile

佐久間 知佐子(さくま・ちさこ)
2003年鹿児島県立鶴丸高等学校卒業後、東京大学理科Ⅱ類入学。08年同大学薬学部薬学科卒業。13年同大学大学院薬学系研究科博士課程修了。博士(薬学)。同大学院遺伝学教室特別研究員、東京慈恵会医科大学熱帯医学講座助教、講師を経て22年4月より現職。分子生物学の視点から蚊の吸血や味覚の機能の解明に迫っている。

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