公益財団法人テルモ生命科学振興財団

財団サイトへもどる

中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

サイト内検索

中高校生が第一線の研究者を訪問
「これから研究の話をしよう」

第17回
私たちの手の指はなぜ5本?
体の形を決める発生プログラムをひもとく

序章 自己紹介

田中
こんにちは。最初に自己紹介をお願いします。
小柴
はじめまして、桐朋女子高等学校1年の小柴真咲(こしばまさき)です。新体操部に入っていて、趣味はアニメ鑑賞です。好きな科目は生物で、特に理化学に興味があり学びたいと思っています。個人的には、ウズラ農家が激減していて、今後どうなってしまうのかに興味を持っています。いま生卵を卸している農家は10軒に満たないそうで、大好きな八宝菜でウズラの卵がなくなるのは嫌だなと思います。
将来の夢は特に決まっていないのですが、医療など人を助けられる仕事に就きたいと思っています。今回は、研究室を見学したり、研究内容や研究方法をどのように決めているのかを知りたいと思い、参加しました。また、ホームページで紹介されている指間細胞死に酸素が必要な理由や、酸素がなかったらどうなるのかといった話もお聞きしたいです。今日はよろしくお願いします。
早川
こんにちは、早川紗矢(はやかわさや)です。今回はこのような貴重な機会をいただき、本当にうれしく思います。私は中学3年の時、数学の問題を解いていて、答えまでの道を自分で開拓し、それが正しかった時にすごく達成感があり、数学が好きになりました。化学や生物も好きですが、やはり数学の問題を解いて得られる感覚が一番です。私は何事に対しても疑問を持ち、自分なりに考えて考察することが多いのですが、最近、地球外生命体や宇宙に興味を持ち、学校の研究テーマにしたかったのですが、先生に難しいと言われ断念せざるを得ませんでした。将来は医者になりたいです。保育園の卒園式でそう公言してから、ずっとその夢を追い続けてきたので、まだまだ学力は足りていないのですが、頑張っていこうと思っています。
今回の研究室訪問では動物の進化についてお話を伺い、自分の興味・関心の幅を広げ、将来広い視野を持てるようになればいいなと思っています。それから、だいぶ前の話題ですが、女性科学者のフランクリン(Rosalind Elsie Franklin)がDNAの二重らせん構造の解明につながるX線回析写真を撮ったにもかかわらず、ワトソン(James Dewey Watson)が『二重らせん』を出版した際、彼女は「暗い女性研究者(dark lady)」と紹介されました。理系分野ではまだまだ女性への差別が残っていると思うので、どうやったら先生のように世界で活躍できるのか知りたいと思います。本日はよろしくお願いします。
吉岡
こんにちは、高校1年の吉岡四季(よしおかしき)です。私は2人のように理系ではなく、いま興味を持っているのは環境問題やジェンダー、SDGsなどです。特にこれといった具体的なテーマは決まっていませんが、幅広い知識を身につけて物事を多方面から見たり、身近な日常からグローバルな局面まで起こっている現象や問題を読み解きたいと思っています。
将来についてはまだ明確ではありませんが、幅広く学ぶ中でリサーチ力やデジタル解析、分析・統計などのスキルを生かせればいいなと思っています。今日は先生の講義を聞き、自分の将来を考える際の参考にしたいと思っています。よろしくお願いします。
田中
ありがとう。いまの話を聞いて講義のスライド構成を一部変えることにします。東工大には地球外生命体に関連する研究室もあるし、皆さんの興味のある話にしたほうがいいと思うので、少々お待ちください。

この記事をみんなにシェアしよう!