公益財団法人テルモ生命科学振興財団

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中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

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中高校生が第一線の研究者を訪問
「これから研究の話をしよう」

第17回
私たちの手の指はなぜ5本?
体の形を決める発生プログラムをひもとく

終章 みんなの感想

指間細胞死と酸素の関わりに驚く

小柴真咲さん

研究室でどういう研究をしているのかを知ることができ、とても楽しかったです。ミニ講義では指間細胞死についてのお話が印象的で、酸素がそんなにも関わっていたのかと非常に驚きました。研究室ではさまざまな機器を見たり、貴重な体験ができ、とてもうれしかったです。プレゼンテーションのコツなどを質問した際には詳しくアドバイスしていただき、大変参考になりました。この経験を自分の将来を考える時に生かしたいと思いました。

心ひかれる疑問を探求し続けたい

早川紗矢さん

今回、一番印象に残ったお話は、田中先生が自身の研究テーマを「発生」に決めた時のエピソードです。私たちは生きている中で数えきれないほどの疑問を持ちます。その中で、これというテーマを決めることは難しく、一番悩むものだと思っていました。しかし、田中先生が「保健体育の授業で見た発生の映像に興味を持ち、研究テーマに決めた」とおっしゃられたのを聞き、とても驚きました。私もたくさんのことに興味・関心を持ち、強くひかれた疑問について探求し続けていきたいと思います。

励まされた女性研究者の増加

吉岡四季さん

未習の分野でわからない単語も多々ありましたが、スライドを使用してわかりやすく説明していただいたおかげで、内容を理解することができました。また、エミューの卵の中を見るなど普段はできない体験をすることができ、とても楽しく新鮮なキャンパス訪問でした。女性研究者は人数が少なく、差別もあったりすると考えていましたが、実際は生命系の学会の会長が女性であること、そして研究室にも女性が多く、全体の7割も在籍していると聞いて驚きました。

進路は興味・関心の先にある

教諭:松原秀樹(まつばら ひでき)先生

物事に興味・関心を持つことは、学習を行う上でとても重要です。そして未知な事柄がわかるようになると、さらに学習意欲が湧いてきます。進路は、その興味・関心の延長線上にあるのです。高校1年生の段階で最先端の研究に触れる機会があったことは、進路を考える上でとても貴重です。田中教授に研究の一端を見せていただき、生徒にとってはいい経験になったことでしょう。このような機会に恵まれたことは、大変ありがたいことです。私も大学院時代に戻り、研究を行いたいという想いに駆られました。

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