中高校生が第一線の研究者を訪問
「これから研究の話をしよう」

第19回
思わず引っかきたくなる「かゆみ」
その基本的なメカニズムを学ぶ
順天堂大学大学院
医学研究科環境医学研究所 准教授
順天堂かゆみ研究センター皮膚グループ
研究コア・リーダー
鎌田弥生先生


玉川学園高等部
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田中 希歩
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坂井 マリア
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肌附 亜夢
個人差はあるものの、私たちは長い間「かゆみ」に悩まされてきました。その原因は昆虫や植物、乾燥、ストレス、炎症、全身性疾患など多岐にわたっています。なぜかゆいのか? どうしたら治るのか? そのメカニズムを解明するために、近年は多くの研究者がこの分野に取り組んでいます。
今回は、国内で初めて開設された「かゆみ研究センター」の研究コア・リーダーでもある、順天堂大学大学院医学研究科環境医学研究所の鎌田弥生准教授にお話をお聞きしました。訪問したのは玉川学園高等部2年生の皆さんです。
(取材日:2023年8月26日)
INDEX
*本記事で使用している図版類は、一部を除き当日の講義で使用されたものを鎌田准教授に提供していただきました。
PROFILE

順天堂大学大学院医学研究科環境医学研究所 准教授
順天堂かゆみ研究センター皮膚グループ 研究コア・リーダー
鎌田 弥生(かまた やよい)
2003年、相模女子大学学芸学部食物学科卒業。管理栄養士。11年、北里大学大学院医療系研究科博士課程修了。博士(医学)。専門は生化学、皮膚科学。17年、順天堂大学大学院医学研究科環境医学研究所 助教。19年、順天堂かゆみ研究センター皮膚グループ 研究コア・リーダーを兼任。22年より現職。
順天堂大学大学院医学研究科環境医学研究所「かゆみの研究」のHPはこちら