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中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

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人生いろいろ。研究者もいろいろ。整形外科医からがんの基礎研究者に 慶應義塾大学 先端生命科学研究所 特任准教授 村井純子

小さいころから勉強大好き。「お医者さんはずっと勉強するもんやで」のアドバイスで医学部に入ったものの、大学生時代はバドミントンに打ち込みすぎて、筋肉がつくばかり。整形外科医として病院勤務する合間にいろんな学会に参加する中で、医学と生物学の最前線を学びたいと、勉強好きのあのころがカムバック。大学院に進み、気がつけば基礎研究の道に進んだ村井先生。「DNA修復とがん」というテーマで研究を進めるうち、アメリカ留学中にSLFN11という遺伝子に出会い、この遺伝子に研究人生を捧げようと決めたのだとか。現在は自然に囲まれた山形県鶴岡の地から、がん治療に役立つ研究成果を世界に発信しようと奮闘中。ガッツあふれる村井先生が魅了されているSLFN11とは?

profile

村井 純子(むらい・じゅんこ)
2000年大阪大学医学部医学科卒業。03年まで同大学医学部附属病院ほかで整形外科医として勤務。08年同大学院医学系研究科修了。医学博士。09年米国ダナファーバー癌研究所でポスドク、10~12年米国国立衛生研究所(NIH)でポスドク(visiting fellow)。12~15年京都大学医学部メディカルイノベーションセンター特任助教、放射線遺伝学教室助教。15~18年NIHでポスドク(research fellow)。18年より現職。趣味はテニス。

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