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中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

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腎臓病を治る病気にするために病気悪化のメカニズム解明に挑む 京都大学大学院医学研究科 腎臓内科学 教授 柳田素子

写真:日経サイエンス提供

ピアニストになる夢をあきらめた高校生のとき、めざしたのは医者になることだった。研修医となり臨床の現場で多くの患者さんと出会い、「腎臓病を治る病気にしたい」と研究の道へ。
腎臓病の病態解明や治療法・診断法の開発に取り組み、2011年からは京都大学大学院医学研究科に新設された腎臓内科学講座の初代教授として、臨床と研究の両面で奮闘する毎日。中高校生に、多くの人と出会い、自分の世界を広げてほしいと呼びかける。

profile

柳田 素子(やなぎた・もとこ)
兵庫県神戸市生まれ。1994年京都大学医学部卒業。3年間の臨床研修を経て、2001年同大学院医学研究科修了。医学博士。同年科学技術振興機構 ERATO柳沢オーファン受容体プロジェクト研究員。04年京都大学大学院21世紀COE助教授、次世代研究者育成センター「白眉プロジェクト」特定准教授などを経て、11年から現職。日本腎臓学会財団賞大島賞、日本内科学会奨励賞、日本臨床分子医学会学術奨励賞、日本血管生物医学会YIA、岡本研究奨励賞、第一回石橋由紀子記念賞、ベルツ賞(2等賞)など受賞多数。13年、医学研究に貢献した科学者が推薦されるAmerican Society of Clinical Investigationのメンバーに選出。

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