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中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

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アリと共生する昆虫を研究しながら昆虫のおもしろさ、美しさを発信 九州大学 総合研究博物館 准教授 丸山宗利

3歳のとき、家の前の空き地でコカマキリを見つけて以来、昆虫の虜になった丸山先生。アリと共生する昆虫を研究対象として、世界のあちこちに出かけていっては採集し、その多様性を解明する研究をライフワークにしている。生物多様性の重要性を理解する上でも、多様性の代表格・昆虫の役割を知ることが大事と語る丸山先生が力説するのは、昆虫のおもしろさ、美しさ。「子ども科学電話相談」の回答者として、また図鑑や書籍等を通じて、昆虫の魅力を発信し続けている。

profile

丸山 宗利(まるやま・むねとし)
1974年静岡県に生まれ、東京で少年期を過ごす。97年東邦大学理学部生物学科卒業。2003年北海道大学大学院農学研究科博士課程修了。農学博士。国立科学博物館、米国シカゴのフィールド自然史博物館研究員を経て、08年九州大学総合研究博物館助教。17年から同准教授。専門分野はアリと共生する昆虫の多様性解明。少年のころからの昆虫好きで、NHKラジオ第1「子ども科学電話相談」に昆虫担当の回答者として出演中。『昆虫はすごい』(光文社)『アリの巣をめぐる冒険』(東海大学出版会)など著書多数。22年7月に発行された2800種もの昆虫を生きたまま撮影した『学研の図鑑LIVE 昆虫 新版』の総監修を務める。

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