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中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

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鳥類や哺乳類の進化と味を感じるセンサーの関係 明治大学 農学部農芸化学科 食品機能化学研究室 特任講師 戸田安香

動物が好きだったから大学では獣医学を専攻し、食べることが大好きだったので、卒業後は食品メーカーのキッコーマンに就職したという戸田先生。企業の研究本部に配属になり、そこで研究のおもしろさを知って研究者の道へ。味覚受容体の新しい機能解析法を開発し、甘味を感じるセンサーをなくした鳥が花蜜をおいしく感じるしくみや、哺乳類が進化の過程で、異なる旨味を感じるようになったプロセスを解き明かすなど「動物×食べる」をキーワードに、独創的な研究を続けている。

profile

戸田 安香(とだ・やすか)
1983年埼玉県生まれ。2007年東京大学農学部獣医学課程獣医学専修卒業。同年キッコーマン株式会社研究開発本部研究員。10年~16年まで東京大学に出向。17年明治大学農学部研究員。18年日本学術振興会特別研究員(PD)。21年4月より現職。23年1月に3番目の子どもを出産した3児の母。18年日本農芸化学会 農芸化学若手女性研究者賞、20年ロッテ重光学術賞、22年安藤百福賞発明発見奨励賞、三島海雲学術賞、第4回輝く女性研究者賞(ジュン・アシダ賞)受賞。

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