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中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

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次世代シークエンサーでゲノムを調べ発がんの謎に迫る 京都大学大学院 医学研究科 腫瘍生物学講座 教授 小川誠司

「病気を治して感謝される」立派な仕事だから医者をめざしたという小川先生。しかし医療の現場に触れるうち、遺伝子からがんのしくみを解き明かしたいと研究の道へ。遺伝子やコンピュータの技術が医学を変えるまっただ中で、海外の研究者と競い合いながら日本のがん研究をリードしてきた足跡をうかがった。

profile

小川 誠司(おがわ・せいし)
1962年岡山県生まれ。88年東京大学医学部医学科卒業。東京大学医学部内科研修医を経て、92年東京大学大学院医学系研究科修了。東京大学医学部附属病院第三内科助手、同病院造血再生医療寄附講座特任准教授、がんゲノミクスプロジェクト特任准教授などを経て、2013年より現職。17年スウェーデン・カロリンスカ研究所客員教授(兼任)。18年紫綬褒章受章。研修医時代よりがんと遺伝子変異の関係に興味を持ち、がんに関わる遺伝子を次々に発見するほか、がん細胞の免疫回避やがん発症のしくみを次世代シークエンサーなどを使って次々と解明している。

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