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中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

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脊髄だって学習し記憶する?シリコン電極で脊髄神経の信号をとらえる 理化学研究所 脳神経科学研究センター 運動回路可塑性研究チーム チームリーダー 竹岡 彩

クイズと読書が好きだった竹岡先生は、英語力をつけようとアメリカの大学へ留学。大学の授業で行った脳神経学の実験で研究のおもしろさに目覚める。その後スイス、ベルギーと国境をまたいで研究を続け、世界で初めて脊髄神経に学習と記憶を担う細胞があることを確認した。高校卒業以来、久々に帰国して理研の脳神経科学研究センターに着任した先生に、人生と研究の足取りを伺った。

profile

竹岡 彩(たけおか・あや)
理化学研究所 脳神経科学研究センター チームリーダー
東京生まれ。1999年東京都立国際高校卒業。2003年米国オハイオ州オーバリン大学卒業。10年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校分子・細胞・統合生理学専攻修了。博士(脳神経生物学)。スイスのバーゼル大学での博士研究員を経て、17年よりベルギーのフランダース・バイオテクノロジー研究所で研究室を主宰。24年より現職。遺伝子操作、細胞活動操作、電気生理学をはじめとした神経回路解析のアプローチを用いて、運動回路の可塑性の解明をめざしている。

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