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中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

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タンパク質の構造を解析し次世代の光遺伝学や創薬をめざす 東京大学 先端科学技術研究センター 教授 加藤英明

中学で読んだ絵入りの免疫の本で生命科学に興味を持った加藤先生。授業だけでは飽き足らず、分子生物学の教科書を独学で読みはじめ、大学の学部生のころには研究室で武者修行の日々を送る。博士課程で挑んだ研究が『Nature』の表紙を飾り、以来、膜タンパク質の構造を次々と解き明かしている。タンパク質の構造解析のおもしろさや今後の展開についてお話をうかがった。

profile

加藤 英明(かとう・ひであき)
東京生まれ。2005年開成高等学校卒業後、東京大学理科Ⅱ類入学。09年同大学理学部生物化学専攻卒業。14年同大学大学院理学研究科生物化学専攻修了。博士(理学)。スタンフォード大学医学部分子細胞生理学科博士研究員を経て、19年東京大学大学院総合文化研究科先進科学研究機構准教授。24年より現職。理学系研究科生物科学専攻、工学系研究科先端学際工学専攻、総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系各教授を兼任。「タンパク質を視る、識る、創る」をキーワードに、タンパク質の立体構造とその機能を解明し、新たなタンパク質の開発や光遺伝学のツールの創出を通じて生命現象を解明しようと挑んでいる。

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