高校の授業で有機化学のおもしろさに目覚めたという赤木先生。医学部をめざしていたが、進路を模索するうち化学や工学で医療に貢献できることに気づき、医用工学の世界に。以来、高分子科学や材料工学の知識を武器に、新しい診断や治療法の開発に挑んでいる。現在の研究にたどり着くまでの足取りと、苦労や楽しさについてお話をうかがった。
profile
赤木 友紀(あかぎ・ゆき)
山口県生まれ。2008年奈良女子大学理学部化学科卒業後、13年3月東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。同大学院工学系研究科、薬学系研究科で博士研究員、16年工学系研究科講師を経て、21年4月より現職。化学、高分子科学、材料工学などの知見を生かした治療システムや材料の開発、とくに薬剤を体内に届ける局所的DDS(ドラッグデリバリーシステム)の研究開発に力を入れている。
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