中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

“電磁波などのエネルギーを受けて光る「蛍光」

ここで蛍光について説明しておこう。私たちの身のまわりには、蛍光ペン、蛍光増白剤、蛍光灯など、「蛍光」という名がつくものが使われている。物質の中の電子はふだんは低いエネルギー状態(基底状態)にあるが、ある波長の光を吸収して高いエネルギー状態(励起状態)に跳び上がることがある。その後速やかに基底状態に跳び下りる際に、光の吸収によって得たエネルギーの一部を光に変換して放出する。これが蛍光であり、吸収する光と比べると、エネルギーが少ないため波長は長くなる。

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