中高校生が第一線の研究者を訪問
「これから研究の話をしよう」
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第12回
匂いは生きていくための大切な情報源
東京大学大学院農学生命科学研究科
応用生命化学専攻
生物化学研究室 教授
東原和成先生
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![匂いの感知から脳での知覚まで嗅覚のメカニズムを解明したい。](images/index_fuki.png)
東京都立
戸山高等学校
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竹内 彩瑛
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髙橋 舜一郎
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黒川 きなり
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佐藤 萌絵
五感の中で、見落とされがちな感覚、嗅覚。しかし、2020年初頭からの新型コロナウイルスの感染拡大で、図らずもこの「嗅覚」に多くの人が注目することとなりました。そもそも匂いとは私たちにとってどんな存在なのか。どこで匂いを感じ、その快・不快はどうやって決まるのか……。
今回は嗅覚研究の最先端を行く、東京大学大学院農学生命科学研究科 生物化学研究室の東原和成教授にお話をお聞きしました。訪問したのは東京都立戸山高等学校の皆さんです。
(取材日:2020年12月25日)
INDEX
*本記事で掲載されている図版類は当日のミニ講義で使用されたもので、一部を除き東原和成先生から提供を受けました。
PROFILE
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東京大学大学院農学生命科学研究科
応用生命化学専攻 生物化学研究室 教授
東原 和成(とうはら かずしげ)
1989年、東京大学農学部農芸化学科卒業。89年、ニューヨーク州立大学Stony Brook校化学科博士課程入学。93年、博士課程修了、Ph.D. in Biological Chemistry。93年、デューク大学医学部博士研究員。95年、東京大学医学部脳研究施設神経生化学部門助手。98年、神戸大学バイオシグナル研究センター助手。99年、東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻助教授を経て、2009年より現職。2012~18年、ERATO東原化学感覚シグナルプロジェクト研究総括兼任。13~16年、中国浙江大学客座教授兼任。
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