公益財団法人テルモ生命科学振興財団

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中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

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中高校生が第一線の研究者を訪問
「これから研究の話をしよう」

第12回
匂いは生きていくための大切な情報源

序章 自己紹介

竹内
都立戸山高校1年の竹内彩瑛です。好きなことは読書です。今日は、特に匂いを検出するとは具体的にどういうことなのか、詳しく聞きたいと思っています。よろしくお願いします。
高橋
同じく1年の高橋舜一郎と言います。SSHの生物に所属していて、昔から古生物が好きです。スポーツでは空手をやっています。今回は遺伝子から嗅覚を探求するということなのですが、遺伝子から昔の生物がどういうふうに匂いを嗅いでいたのかが、なぜわかるのか気になっています。よろしくお願いします。
黒川
2年の黒川きなりと申します。好きな科目は化学と英語です。高校化学では匂いだけに注目することはあまりないので、今回は高校化学とからめながらも、匂いとそれが身体に及ぼす影響などを詳しくうかがいたいと思っています。よろしくお願いします。
佐藤
2年の佐藤萌絵と申します。好きな科目は化学と生物です。スポーツは硬式テニスをやっていて、体を動かすのも好きです。最近、学校で有機化学を勉強しているのですが、本を読んで、構造が少し違うだけで匂いが変わることに衝撃を受けたので、そのことについてお話を聞ければと思います。今日はよろしくお願いします。
東原
よく来てくれました。こちらこそよろしくお願いします。私もテニス部で、中学から大学までずっとやっていました。2020年11月に放送された「ヒューマニエンス~40億年のたくらみ~」というNHKの番組で、皆さんが読んだ本*の著者・新村芳人さん、俳優の織田裕二さんとご一緒したのですが、織田さんは桐蔭学園のテニス部で、ぼくの1つ下です。今日はよろしくお願いします。
一同
よろしくお願いします。
東原
今日は最初に私の研究テーマである匂いの話をします。その後、匂いの応答の実験、つまりヒトが匂いを嗅いだとき頭の中でどういう活動が生じるかという実験を見てもらいます。見学後に質問をお受けしますが、新村さんにも来てもらい、話ができればと思います。
 
*今回の訪問に際し、参加者の皆さんには東原先生の生物化学研究室に在籍する新村芳人特任准教授が書かれた『嗅覚はどう進化してきたか―生き物たちの匂い世界』(岩波書店)を、事前に読んでいただきました。

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