公益財団法人テルモ生命科学振興財団

財団サイトへもどる

中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

サイト内検索

中高校生が第一線の研究者を訪問
「これから研究の話をしよう」

第16回
昆虫は季節の移り変わりを
どうやって知るんだろう?

第4章 研究室訪問

生物学科3年生用の実習室で講義を受けた後、7階にある研究室を案内していただきました。
遺伝子やタンパク質関連の実験をする部屋には、フリーザーやサンプル、遺伝子組換えを行う安全キャビネットなどがあります。次の部屋には、実体顕微鏡や蛍光顕微鏡、脳の神経を焼き切るレーザーダイセクションシステムなどの実験機材がずらり。インキュベーターの中では、特定の遺伝子をノックアウトしたマングローブスズや光周期を使い脱皮回数を制御するタンボコオロギなどが飼育されていました。通称「虫部屋」にはさらに多くのインキュベーターがあり、卵で休眠するマダラスズといった昆虫も。中に人が入れる大きな恒温室もあり、ここはハチの歩行活動を調べる研究に使われているそうです。
生徒たちは、昆虫を扱う研究室ならではの雰囲気を体感しました。

この記事をみんなにシェアしよう!