公益財団法人テルモ生命科学振興財団

財団サイトへもどる

中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

サイト内検索

中高校生が第一線の研究者を訪問
「これから研究の話をしよう」

第16回
昆虫は季節の移り変わりを
どうやって知るんだろう?

終章 みんなの感想

苦手だった虫を通して広がった新しい世界

佐藤あかりさん

正直、最初は虫に対して苦手意識があったのですが、教授の講義を聞くことで「昆虫もいいな」と思えるようになりました。少し研究してみたいなと興味を持てるようになったので、新しい世界を広げることができてうれしかったです。普段は学部の方しか入れないような研究室に入り、滅多に見ない・見ることのできないような昆虫を見せてもらうという貴重な体験ができてよかったなと思います。スマホで調べても得られないような知識・アドバイスをいただきました。この経験を生かしながら自分のやりたいことを大切に、焦らず、夢に向かって進めるように勉強を頑張ります。

珍しい昆虫を観察した貴重な体験

道下優月さん

最初に後藤教授から研究されている昆虫の概日時計についての話を聞きました。その中でいくつかの昆虫を実際に見せていただきました。先生方が実際に捕まえ育てているもので、私たちの身近にいる昆虫だけでなく珍しい虫や南極に生息する虫を顕微鏡で見られたのは、とても貴重な経験でした。また、理学部の施設内と研究室を紹介していただいたのですが、大学でしか見られないさまざまな機材が置かれていて、とてもうらやましかったです。その後、かなり緊張が解けてきて、講義での疑問や将来に対する不安などに対して一つ一つ答えていただきました。教授から貴重なアドバイスをいただけたので、それを参考に夢を追いかけていきたいです。

研究者のイメージが変わりました

中田俊輔さん

最初は、研究者といえば、その分野、例えば昆虫やある特定の種が大好きな人たちが、高校の時から志してなるものだと思っていました。しかし、後藤教授のお話を聞いて印象ががらっと変わりました。動物が大好きという理由で理学部に入って、それから研究者の道に進むというパターンもあるのだなと思いました。僕は将来なりたいと思っているものは決まっていますが、今回の話を聞き、いまは興味がなくても好きなものを研究できる研究職はとてもよいものだと思いました。また、教授の講義は普段の授業で聞くことのない内容であり、興味深かったです。

新鮮な感覚で見たナンキョクユスリカ、ニクバエ

松吉倭花さん

大阪公立大学理学部で昆虫と光周性の関係についての講義を受けました。講義の流れは、まず1分間の自己紹介をして、先生の講義を受け、生物に関係するいくつかの研究室を回り、最後に質疑応答をしました。私が印象に残ったことは、講義や先生の話の中で出てきたナンキョクユスリカやニクバエなどの昆虫を見せていただいたことです。教科書や便覧でしか見たことのなかった生物を間近で見ることができ、とても新鮮な感覚でした。また、事前に読んだ参考図書の内容や他愛のない質問に対しても一つずつ丁寧に教えてくださり、とてもうれしかったです。私は他の参加者とは違い、夢が明確に定まっていなかったのですが、受講することで興味や視野を広げられたと思います。興味深い話をありがとうございました。

実際に体験することで知った学びの大きさ

卜部来理さん

今回、後藤慎介教授の研究室訪問に参加したのは、この機会にこれからの進路を決めるヒントをつかめるかもしれないと思ったからです。実際に参加することで感じたことなのですが、インターネット上の説明を通して間接的に知ることと、実際に身体で直接的に体験するのとでは学べるものの大きさが大きく異なるように感じました。なので、これからも何かにつまずいたり悩んだりすることがあれば、まずは自ら行動を起こしていこうと思います。

大きく変わった生物に対する印象

山田琴子さん

私は、研究室でどのようなことが行われているのかを一度見てみたく、今回の講座に参加させていただいたのですが、私の中での生物への印象がとても大きく変わりました。実は、私は虫が苦手で、最初は今回の講座が少し不安でした。ですが、後藤先生の光周性のお話を聞くと虫もヒトとそんなに違わないなと感じ、その後見せていただいたハエにも興味が湧きました。これからの進路や自分のしたいことも今回の講座を通してはっきりしました。とてもいい勉強になりました。

この記事をみんなにシェアしよう!