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中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

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中高校生が第一線の研究者を訪問
「これから研究の話をしよう」

第25回
「しっぽ学」の水先案内人に聞くしっぽの不思議

京都工芸繊維大学
応用生物学系
バイオメディカル学 助教

東島沙弥佳先生

しっぽから「ひと」を知る、それが「しっぽ学」。

京都府立
洛北高等学校

  • 鈴木さやか
    (高校2年)

  • 布目春菜
    (高校2年)

  • 齋藤ひなを
    (高校2年)

  • 福尾恵叶
    (高校2年)

そもそもしっぽとは何なのか? ヒトはいつ、どのようにしっぽをなくしたのか? そして、しっぽがないにもかかわらず、古くから語られてきた神話から現代の漫画に至るまで、なぜ人は、しっぽを持つ人物を描くのだろうか?
私たちにとって非常に気になる存在でもあるしっぽ。そんなしっぽを突破口として、「ひと」の成り立ちに迫ろうという研究が「しっぽ学」です。今回は、唯一無二の「しっぽ学」を携えて分野の壁を次々と乗り越え、多くの成果を上げている研究者・京都工芸繊維大学の東島沙弥佳先生にお話を伺いました。訪問したのは京都府立洛北高等学校2年の皆さんです。
(取材日:2025年8月4日)

INDEX

PROFILE

京都工芸繊維大学 応用生物学系バイオメディカル学 助教
東島 沙弥佳(とうじま・さやか)

1986年大阪生まれ。2009年、奈良女子大学文学部国際社会文化学科卒業。14年、京都大学大学院理学研究科生物科学専攻博士課程修了(理学)。京都大学大学院理学研究科生物科学専攻 研究員、大阪市立大学(現・大阪公立大学)大学院医学研究科 助教、京都大学白眉センター 特定助教を経て、25年4月より現職。大学院時代から「しっぽ」の研究一筋。しっぽから「ひと」の成り立ちを解き明かそうという「しっぽ学(Shippology)」を進めている。受賞歴は、日本霊長類学会大会最優秀口頭発表賞、京都大学学際研究着想コンテスト最優秀賞、日本先天異常学会奨励賞など。 24年8月に初の単著『しっぽ学』(光文社新書)、25年9月に『13歳からの考古学 なんで人間にはしっぽがないの? 二度の喪失の物語』(新泉社)が発売されている。

京都工芸繊維大学 応用生物学系 東島研究室のHPはこちら

研究室訪問に際し、参加者の皆さんには先生の著書『しっぽ学』(光文社新書)を事前に読んでいただきました

25年9月に発売された新刊『13歳からの考古学 なんで人間にはしっぽがないの? 二度の喪失の物語』(新泉社)

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